Amazon商品名75文字ルール|商品のハイライトへ何を移すかの判断基準【2026年7月27日施行】
結論から:2026年7月27日以降、メディアを除く全カテゴリーで、Amazonの商品名はスペース込み75文字以下が必須になりました。超過したまま放置した商品名は、Amazonが順次AIの推奨内容へ書き換えます。最初にやるべきは、売上上位のASINについて現在の商品名を控えておくことです。書き換えられてから「どのキーワードが消えたのか」を思い出すのは、ほぼ不可能だからです。
更新日:2026年8月|監修:株式会社Entech 編集部(北海道・札幌のEC/Amazon・モール運用・クラウドファンディング支援)
この記事でわかること
- 75文字ルールで確定していること(公式告知の内容と、いつ何が起きるか)
- 「商品のハイライト」の仕様と、商品名との役割分担
- 商品名に残すキーワードと、ハイライトへ移す情報の切り分け基準
- ハイライトの書き方の型と、やってはいけない書き方
- 移行で最も見落とされやすいリスクと、その監視方法
- 順位が動いたときに、戻すべきか待つべきかの判断
確定していること(2026年7月27日施行)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施行日 | 2026年7月27日以降、順次 |
| 商品名の上限 | スペースを含めて75文字以下 |
| 対象 | メディアを除くすべてのカテゴリー |
| 商品のハイライト | 125文字。検索結果と商品詳細ページで商品名の下に表示 |
| 超過時の扱い | 段階的にAIの推奨情報へ更新される |
| 事前確認 | ブランド登録者は実施前の14日間、AI生成の推奨事項を確認・修正・承認できる |
出典:Amazonセラーセントラル公式告知「商品名の改善に関する更新は7月27日より開始」(確認日 2026年8月1日)。仕様は変更されることがあるため、実施前にセラーセントラルで最新の記載を確認してください。
実務上、影響が大きいのはブランド登録の有無で対応可能な時間が変わる点です。ブランド登録をしていれば14日間の確認枠がありますが、していない場合はこの枠がありません。書き換えが起きてから気づき、そこから直すことになります。ブランド登録が済んでいないアカウントほど、先に商品名を自分で75文字に収めておく必要があります。
「商品のハイライト」とは何か
商品のハイライトは、商品名とは別に125文字まで入力できる欄です。セラーセントラルの「在庫」から「全在庫の管理」へ進み、対象商品の「出品情報の編集」で入力します。商品名75文字と合わせて、合計200文字を使える計算になります。
役割分担はこう考えると整理しやすくなります。商品名は「これが何なのか」を特定させる欄、ハイライトは「自分に合うかどうか」を判断させる欄です。買い物客は商品名で候補に入れるかを決め、ハイライトで比較検討します。
表示のされ方は必ず実機で確認する
公式の記載は「商品名の下に表示」です。ただし施行前の2026年6月に実機で確認した時点では、ハイライトが商品名の直後に連結された一続きの文字列として表示されていました。表示のされ方は時期や画面によって変わりうるため、自分の商品ページと検索結果の両方を目視で確認してください。
どちらの表示になるにせよ、設計の原則は変わりません。商品名とハイライトを合わせた200文字を一続きの文章として読み直し、意味が通るか、同じ語を二度書いていないかを確認することです。連結表示になった場合、重複語は特に目立ちます。
何を商品名に残し、何をハイライトへ移すか
ここが移行作業の本体です。75文字は思っているより短く、これまでの商品名をそのまま削るだけでは、狙っていたキーワードから先に落ちていきます。優先順位を決めてから削ってください。
商品名に残す4要素(優先度順)
- ブランド名。指名検索の受け皿になるため先頭に置きます
- 商品を特定する語。カテゴリ名にあたる部分です
- 検索ボリュームの大きいキーワード。判断基準は次項で述べます
- 識別に必要な仕様。容量・入数・サイズ・型番など、これがないと別商品と区別できないもの
残すキーワードを決める基準
感覚で決めると、担当者が変わったときに再現できません。判断はブランド分析の「上位の検索用語」で検索頻度ランクを見て決めます。検索頻度ランクは数字が小さいほど検索が多い指標です。
弊社では検索頻度ランクが5桁台までのキーワードは商品名に残すという線を引いています。3桁から4桁台はビッグワード、5桁台はミドルワードにあたり、ここまでは商品名に置く価値があるという判断です。6桁台以降のニッチな語は、商品名の枠を使ってまで残す必要は薄く、ハイライトや他の項目へ回します。
なお、ブランド分析を見るにはブランド登録が必要です。未登録の場合はこの判断材料が手に入らないため、まずブランド登録から着手することをおすすめします。
ハイライトへ移す4情報
- 素材・成分(綿100%、国産原料など)
- 容量・サイズ・入数の補足(商品名に置いた識別情報を、より詳しく説明する部分)
- 使用シーン・用途(ギフト用、業務用など)
- 対応機種・適合条件(対応サイズ、適合する環境など)
共通するのは、検索して探すときの語ではなく、見つけたあとに比較するときの情報だという点です。この区別で切り分けると迷いにくくなります。
ハイライトの書き方の型
- 半角カンマ区切りで並べる。スペースや全角の読点は避けます
- 5項目程度、1項目20文字前後が扱いやすい分量です
- 比較で最初に気にする情報から並べる。スマートフォンでは後半が省略されるため、先頭ほど読まれます
- 商品名と同じ語を繰り返さない。200文字を通しで読み直して重複を潰します
- 空欄のまま放置しない。使える125文字を捨てることになります
書き方の例(ドリップコーヒーの場合)
商品名:◯◯珈琲 ドリップコーヒー 深煎りブレンド 50袋入り 個包装 自家焙煎
ハイライト:1袋10gで濃さを調整しやすい粉量,常温保存で賞味期限は約12ヶ月,ギフト箱・のし対応,内祝い・お中元向け,酸味ひかえめのコク重視
商品名には「ドリップコーヒー」「深煎り」といった検索される語と、50袋入りという識別情報を置いています。ハイライト側は、粉量・賞味期限・のし対応・用途・味の方向と、購入前に確認したくなる情報だけで構成しています。両方を続けて読んでも同じ語が出てこない点も確認してください。
ハイライトに書いてはいけないもの
- プロモーション文言(送料無料、セール中など)
- 主観や抽象的な表現(大人気、話題のなど)
- 記号や絵文字の多用
- 他社ブランド名、商品と関係のないキーワード
- 薬機法・景表法に触れる表現。商品名と同じ基準が適用されます
最も見落とされやすいリスク
この移行で本当に警戒すべきなのは、順位が一時的に下がることではありません。狙っていたキーワードが商品名から消えたことに気づかないまま、流入が落ち続けることです。
AIによる書き換えは順次進み、個別の連絡が来るとは限りません。商品名は見た目には自然な日本語のまま整っているので、開いても違和感がありません。数週間後に売上の減少に気づき、そこから原因を探すことになります。
防ぐ方法は単純です。
- 書き換えが起きる前に、現在の商品名を全件スプレッドシートへ控える。これをやっていないと後から比較できません
- 売上上位のASINは週に1回、商品名を目視で確認する。控えた内容と突き合わせれば変更を検知できます
- 自分で変更した場合も、反映後に意図したキーワードが全て入っているかを必ず確認します
手間に見えますが、控えを取る作業は一度きりです。取っていなかった場合の復旧コストのほうが、はるかに大きくなります。
順位が動いたときの判断と、実施のタイミング
商品名の変更が検索順位に反映されるまでには、おおむね1週間程度のラグがあります。変更直後はビッグワードでの順位が一時的に下がり、時間をかけて戻っていくのが通常の動きです。
ここで多い失敗が、下がったことに慌てて元に戻し、また下がって、を繰り返すことです。判断は単月の増減ではなく、少なくとも数週間の水準変化で見てください。戻す場合も、何を戻したのかを記録しないと次の判断ができません。
実施のタイミングについては、季節商材であればピークのおおむね1週間前までに終えておくのが目安です。ピーク中の変更は、順位の反映ラグがそのまま販売機会の損失になります。あわせて、移行の前後は在庫を前倒しで補充しておくと安全です。順位が戻ったときに在庫がないという事態を避けられます。
どのSKUから手をつけるか
全SKUに同じ工数をかける必要はありません。売上上位2割に工数を集中させ、残りはAIの推奨内容をベースに進めるのが現実的です。
次に当てはまるSKUは、AI推奨の内容を確認したうえで通してしまって構いません。
- 売上が小さいSKU
- 指名検索が中心で、一般キーワードからの流入に依存していないSKU
- もともと商品名が75文字に収まっているSKU
逆に、一般キーワードからの流入で売れているSKUは、AI推奨をそのまま通さないでください。ここが最も取りこぼしが起きる箇所です。
よくある質問
商品名が75文字を超えたままだとどうなりますか
段階的にAIの推奨情報へ更新されます。ブランド登録者は実施前の14日間に推奨事項を確認・修正・承認できますが、未登録の場合はこの確認枠がありません。
商品名とハイライトは、後から変更できますか
変更できます。AIによる書き換えが行われたあとでも、セラーセントラルの出品情報の編集から修正が可能です。ただし書き換え前の内容は残らないため、事前に控えておく必要があります。
ハイライトを空欄のままにしても問題ありませんか
ペナルティがあるわけではありませんが、使える125文字を使わないことになります。商品名から削らざるを得なかった情報の受け皿がなくなるため、埋めておくことをおすすめします。
ブランド登録をしていない場合、何から始めるべきですか
売上上位のASINについて現在の商品名を控え、自分で75文字以内へ収めることを優先してください。14日間の確認枠がないため、AIの書き換えを待つと後追いの対応になります。あわせてブランド登録の申請も進めておくと、次回以降の仕様変更に備えられます。
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