Amazonセラーの製品コード免除について|申請手順・差し戻し対処・よくある詰まりポイント
製品コード免除とは:自社ブランド商品をコードなしでAmazonに出品する手続き
製品コード免除とは、JANコード・UPC・EANなどの製品コード(GTIN)を持たない自社ブランド商品・オリジナル商品・ハンドメイド品をAmazonで出品するための申請制度です。大口出品者が対象で、承認されると同じブランド・カテゴリの商品は以後コードなしで登録できます。申請自体は無料で、問題がなければ48時間以内に承認メールが届きます。ただし、申請の詰まりポイント(画像要件・ブランド条件・カテゴリ判断)で差し戻しが続くケースも多いため、手順を正確に把握してから申請することが重要です。
Amazonで商品を出品する際に直面する課題の一つである製品コード免除について、その申請プロセスと重要性を解説します。製品コード免除を正しく理解し適用することで、出品者は特定のカテゴリーでより円滑に商品を登録し、販売機会を拡大できる可能性があります。
- 製品コード免除の解説
- 製品コード免除の申請手順
- よくある詰まりポイントと対処法
- 製品コード免除が必要な理由
- 製品コード免除のメリットとデメリット
- 製品コード免除申請の注意点
製品コード免除の解説
製品コード免除は、Amazonで製品コード(GTIN)のない商品を出品するための重要な手続きです。通常、AmazonではJAN、EAN、UPC、ISBNなどの製品コードが必要ですが、この免除申請により、オリジナル商品やハンドメイド品などコードのない商品も出品が可能になります。申請はブランド名と商品カテゴリ単位で行われ、承認されれば同じブランド・カテゴリの商品は以後コードなしで出品できます。ただし、この申請は大口出品者のみが利用可能で、新品商品にのみ適用されます。製品コード免除申請は、小規模事業者やクリエイターにAmazonの巨大プラットフォームへのアクセスを提供し、独自商品の販売機会を拡大する重要なツールとなっています。
「UPC免除」「GTIN免除」「JAN免除」:呼び方が違うのはなぜ?
「UPC免除」「GTIN免除」「JAN免除」といった言葉で検索される方がいますが、これらはいずれも同じAmazonの「製品コード免除」申請を指しています。違いが生じる理由は、製品コードそのものに複数の種類と呼称があるためです。
| コードの種類 | 桁数 | 主な用途 |
|---|---|---|
| GTIN(Global Trade Item Numbers) | 傘名称 | 国際基準の商品識別コードの総称。UPC・JAN・EAN・ISBNはすべてGTINの下位区分 |
| JAN(Japan Article Number) | 13桁 | 日本市場向け。GS1 Japanが発行。Amazon Japanで最も使われる製品コード |
| UPC(Universal Product Code) | 12桁 | 主に米国市場で使用される製品コード |
| EAN(European Article Number) | 13桁 | 欧州市場向け(JANと同規格) |
Amazon Japanでの商品登録にはJANコードが最も一般的ですが、UPCやEANも使用できます。いずれのコードも持っていない場合(自社ブランド品・ハンドメイド品など)が、「製品コード免除」(Amazonの公式表記では「GTIN免除」)の申請対象となります。セラーセントラル上では「製品コードがありません」というチェックボックスから申請します。
製品コード免除の申請手順
製品コード免除の申請手順は2023年8月頃に変更され、現在はより簡素化されたプロセスとなっています。申請を行うには、まずAmazonセラーセントラルにログインし、メニューから「カタログ」>「商品を追加」を選択します。次に「Amazonで販売されていない商品を追加します」をクリックし、該当するカテゴリーと製品タイプを選択します。商品登録画面で必要事項を入力し、「製品コードがありません」にチェックを入れます。その後、申請フォームに記入して送信します。申請には商品の画像(最低2枚、最大9枚)が必要で、ブランド名が印字されたパッケージ写真などを多角的に撮影したものを用意します。申請後、問題がなければ48時間以内にAmazonから出品権限付与メールが届きます。
よくある詰まりポイントと対処法
製品コード免除申請でつまずきやすいポイントを、Amazon Seller Centralフォーラムの報告事例(公開情報)を元にまとめます。
- 申請ページ・ボタンが表示されない:セラーセントラルのUI変更により、申請導線が変わる場合があります。最新の画面では「カタログ」→「商品を追加」→「製品コードがありません」のチェックボックスから申請します。URLを直接開こうとするとエラーになる場合があります。
- ブランドが免除対象外と判定される:Amazonが指定する主要ブランドやカテゴリの場合、製品コードが必須となることがあります。また、ブランド名に「般若」「既存ブランド名」が含まれる場合に対象外になるケースも報告されています。ブランド名の設定を変えることで通る場合があります(公開フォーラム事例)。
- 商品画像でブランド名が「シール貼り」扱いになり却下:ブランド名がシールで貼られたものは却下されることがあります。パッケージや商品本体にブランド名が直接印字・刻印されたものを撮影してください。
- 申請が差し戻された後の再申請方法がわからない:差し戻し(申請却下)後は、原因を特定して修正してから再申請できます。差し戻し理由がメールに記載されていますが、内容が抽象的な場合は申請画像の品質または申請カテゴリの見直しから対処します。
申請が差し戻された・審査に通らない方へ
申請カテゴリの判断、ブランド名の条件確認、画像要件の整理など、製品コード免除申請まわりの「詰まり」はパターンがあります。自社で進めているが差し戻しが続く、どこが問題かわからないという段階でのご相談も承っています。
製品コード免除が必要な理由
製品コード免除が必要となる主な理由は、小規模なオリジナル商品やハンドメイド商品など、標準的な製品コード(GTIN)を持たない商品をAmazonで販売するためです。通常、AmazonではJANコードなどの製品コードが必要ですが、この免除申請により、コードのない商品も出品が可能になります。特に、自社ブランド商品や複数商品のセット品など、既存の製品コードシステムに適合しない商品を持つ出品者にとって、この免除申請は販路拡大の重要な手段となります。製品コード免除により、小規模事業者やクリエイターもAmazonの巨大なプラットフォームにアクセスでき、独自商品の販売機会を大幅に拡大することができます。
製品コード免除のメリットとデメリット
製品コード免除申請の主なメリットは、製品コードのない独自商品やハンドメイド品をAmazonで販売できることです。これにより、小規模事業者やクリエイターも大規模なAmazonのプラットフォームにアクセスできます。また、複数商品をセットとして販売する機会も得られ、顧客にとって魅力的なバンドル商品を作成できます。一方、デメリットとしては、申請プロセスに時間がかかる可能性があり、承認されない場合もあります。さらに、長期間(約1年)製品コード免除申請が承認されたブランド名で商品登録を行わないと、その権限が自動的に削除される可能性があります。したがって、製品コード免除申請は独自商品の販売機会を広げる一方で、継続的な管理と注意が必要となります。
製品コード免除申請の注意点
製品コード免除申請には、いくつかの重要な注意点があります。まず、申請は大口出品者のみが利用可能で、小口出品者は利用できません。また、申請できるのは新品商品のみで、中古品は対象外となります。申請はブランドと商品カテゴリごとに行う必要があり、一度承認されれば同じブランド・カテゴリの商品は以後コードなしで出品可能になります。ただし、主要ブランドの商品やAmazonが指定する特定のカテゴリーに該当する商品は、製品コードが必須となる場合があるため、事前に確認が必要です。また、長期間(約1年)製品コード免除申請が承認されたブランド名で商品登録を行わないと、その権限が自動的に削除される可能性があるため、定期的な商品登録が重要です。申請時には、ブランド名が印字された商品やパッケージの写真を複数角度から撮影したものを用意する必要があります。
申請前に確認する:関連ガイドとチェックリスト
製品コード免除の申請を進める前に、下記の関連記事もあわせてご確認ください。申請手順の詳細や、却下されないための準備チェックリストをまとめています。
- Amazon 製品コード免除申請 実施チェックリスト|却下されないための準備から申請完了まで — 申請前に確認すべき5フェーズ(書類・画像・申請情報・操作手順・申請後確認)をチェックリスト形式で解説
- 製品コード(GTIN/UPC/JAN)免除の申請ガイド(統合版) — 免除申請の詳細な手順と画像要件・よくある却下理由をまとめた統合ガイド
- Amazonセラーで商品登録がされない原因 — 製品コード免除取得後に商品登録でつまずいた場合の診断ガイド
製品コード免除の申請・差し戻しでお困りの方へ
製品コード免除の申請から、承認後の商品登録・カタログ整備・広告運用まで、Amazon出品の実務を一気通貫でご支援しています。「申請を進めているが差し戻しが続く」「どのカテゴリで申請すべきか迷っている」「審査に通らない原因が不明」といった段階でのご相談も承っています。まずは現状をお聞かせください。
