ECサイトのメールマーケティング完全ガイド|売上を伸ばすメール施策

更新日: 2024年11月|読了時間: 約10分

この記事でわかること

  • ECにおけるメールマーケティングの重要性
  • 効果的なメールの種類と送信タイミング
  • 開封率・クリック率を上げるテクニック

なぜメールマーケティングが重要なのか

メールはROI(投資対効果)が最も高いマーケティングチャネルの一つ。1円の投資で42円のリターンが期待できます。

ECで送るべきメールの種類

1. トランザクションメール

種類タイミング目的
注文確認購入直後安心感
発送通知発送時期待感
配達完了配達後確認

2. ステップメール(自動配信)

タイミング内容目的
購入後3日使い方・活用法満足度UP
購入後7日レビュー依頼UGC獲得
購入後30日再購入案内リピート促進
購入後60日クーポン付き案内離脱防止

3. プロモーションメール

  • 新商品案内
  • セール・キャンペーン告知
  • 季節のおすすめ
  • 在庫復活のお知らせ

4. 特別メール

  • 誕生日クーポン
  • 会員ランクアップ通知
  • 記念日メール(購入1周年など)

5. カート放棄メール

タイミング内容効果
1時間後リマインド開封率45%
24時間後商品の魅力訴求開封率35%
72時間後限定クーポン開封率25%

効果的な件名の作り方

開封率を上げるテクニック

  • 30文字以内に収める
  • 数字を入れる(「3つの理由」「50%OFF」)
  • 緊急性を出す(「本日限り」「残り3時間」)
  • パーソナライズ(名前、購入商品名)
  • 疑問形で興味を引く

件名の例

目的件名例
セール告知【本日23:59まで】全品20%OFFセール開催中
カート放棄お買い忘れはありませんか?カートに商品が残っています
新商品【新発売】○○が登場!先行予約受付中
誕生日【○○様】お誕生日おめでとうございます🎂特別クーポンをプレゼント

セグメント配信のすすめ

セグメントの例

セグメント配信内容
新規顧客使い方ガイド、おすすめ商品
リピーター新商品、VIP向けセール
休眠顧客(90日以上未購入)お久しぶりクーポン
高額購入者限定商品、先行案内
特定カテゴリ購入者関連商品の案内

配信頻度と時間

最適な配信頻度

  • プロモーションメール:週1〜2回
  • ニュースレター:週1回または隔週
  • 多すぎると解除率UP、少なすぎると忘れられる

最適な配信時間

時間帯特徴
8:00〜9:00通勤時間、開封率高い
12:00〜13:00ランチタイム
20:00〜22:00自宅でゆっくり閲覧

効果測定の指標

指標計算式目標値
開封率開封数÷配信数20〜30%
クリック率クリック数÷配信数2〜5%
CVR購入数÷クリック数5〜15%
解除率解除数÷配信数0.5%以下

メールマーケティングツール

ツール特徴費用目安
Mailchimpグローバルスタンダード無料〜
KlaviyoEC特化、高機能月$20〜
配配メール国産、サポート充実月1万円〜
Shopify EmailShopify連携無料〜

チェックリスト

  • □ サンクスメールを最適化している
  • □ ステップメールを構築している
  • □ カート放棄メールを設定している
  • □ セグメント配信を行っている
  • □ 件名をA/Bテストしている
  • □ 配信頻度が適切
  • □ 効果を定期的に測定している

まとめ

  1. ステップメールでリピート促進を自動化
  2. カート放棄メールで売上を回収
  3. セグメント配信で効果を最大化
  4. 件名と配信時間を最適化
  5. 効果測定と改善を継続

FAQ

Q. メルマガの最適な配信頻度は?

週1〜2回が目安。多すぎると解除率が上がり、少なすぎると忘れられます。

Q. 開封率が低い場合の対策は?

件名のA/Bテスト、配信時間の変更、リストのクリーニング(無効アドレス削除)を試してください。

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