Amazonセラーアカウントを作り直す方法|解約・退会と停止の違い・POA申請・審査突破【2026年版】

結論を先に。「Amazonセラーアカウントを作り直したい」と感じたら、まず自分の状況がどちらかを切り分けてください。①自分の意思で解約・退店したのか、②Amazonにアカウントを停止・閉鎖されたのかです。②の状態で新しいアカウントを作ると、Amazonのポリシー違反となり新旧両アカウントが停止されるリスクがあります。正しい初手は「作り直し」ではなく改善計画書(POA)による復活申請です。①の場合も、解約済みアカウントそのものは復元できず、再登録は新規扱いになります(過去の販売実績・評価の引き継ぎ不可)。

アカウント作り直し:ケース別の正しい打ち手(3点早見表)

  1. 停止・閉鎖されたケース:作り直しはポリシー違反。まずPOA(改善計画書)申請で元アカウントの復活を目指す。回避目的で別アカウントを作ると新旧両方が停止されます(出典:Amazonセラーセントラル複数アカウントポリシー・確認日2026-07-28)。
  2. 自主解約のケース:解約済みアカウントの復元は不可。再開するには新規登録のみ(販売実績・評価は引き継ぎ不可)。前のアカウントとは別のメールアドレスが必要。
  3. 新規登録が止まる主な原因:①住所とセラーセントラル登録情報の不一致 ②書類の文字不鮮明 ③同一端末・同一IPからの申請の3パターンが多い。

アカウントを停止・閉鎖された方(②のケース)は、作り直しではなく停止解除の手続きが必要です。改善計画書(POA)の作成・提出方法や、現状の復活可能性の見立てについて、フォームでご相談いただけます。

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まず切り分け:あなたの状況はどちらですか

「作り直し」「再登録」「再作成」と検索される方の状況は大きく2つに分かれます。打ち手がまったく異なるため、ここを誤ると遠回りになります。

あなたの状況正しい打ち手やってはいけないこと
① 自分で解約・退店した/これからしたい解約前の確認 → 必要なら新規アカウントを正規に登録解約を急いで帳票や在庫の整理を飛ばす
② Amazonに停止・閉鎖された(サスペンド・凍結)改善計画書(POA)を提出して元のアカウントの復活を目指す新しいアカウントを作り直す(ポリシー違反・両方停止のリスク)

ケース②:停止・閉鎖された場合は「復活申請」が正規手順

「停止」と「閉鎖」の違い(5秒確認表)

Amazonからの通知メールの文言で判断できます。対応方法が根本的に異なるため、先に確認してください。

確認ポイント停止(凍結)閉鎖(アカウント削除)
通知メールの文言「アカウントが停止されました」「アカウントが閉鎖されました」「ご利用いただけなくなりました」など
性質一時的な制限措置恒久的な措置(ほぼ不可逆)
売上金90日間保留→回復後返金没収・凍結のリスクがある
FBA在庫継続管理(返送なし)在庫が返送される場合がある
対応方法改善計画書(POA)で元のアカウントを復活申請POAでは対応困難なケースが多い。異議申し立てを検討

(出典:Amazonセラーセントラル「アカウント健全性」ダッシュボードおよびAmazonからの通知メール・確認日2026-08-11)

アカウントが停止・閉鎖された状態で新しいアカウントを作っても、Amazonは氏名・住所・クレジットカード・銀行口座・IPアドレス・端末情報などからアカウント同士の関連性を検知します。Amazonのポリシーでは、出品する地域ごとに維持できるアカウントは原則1つとされており、停止中のアカウントを回避するための別アカウント作成は規約違反です。関連性が検知されると、新しく作ったアカウントも停止され、状況が悪化します。

停止・閉鎖された場合の正攻法は、作り直しではなく停止理由を解消して同じアカウントを復活させることです。手順は次のとおりです。

  1. 停止理由を特定する:セラーセントラルの「パフォーマンス」→「アカウント健全性」ダッシュボードと、Amazonからの通知メールで、どのポリシーに抵触したかを確認します。
  2. 改善計画書(POA:Plan of Action)を作成する:Amazonが求めるのは「原因を理解し、対策を講じ、二度と起こさない仕組みを作った」ことを論理的に示す文書です。
  3. 提出して審査を待つ:軽微なケースは即日〜数日、複雑な違反や追加確認が必要な場合は数週間〜1カ月以上かかることがあります。

停止が起きやすい指標とその判断基準(アカウント健全性評価・AHR)

アカウントが停止される前に、Amazonはセラーのパフォーマンス指標を0〜1,000点のスコア(アカウント健全性評価・AHR)で評価しています。主な指標には閾値が定められており、超えると警告メールが届き、改善しなければ出品制限・アカウント停止へと進みます。

指標Amazonの基準値超えた場合の影響
注文不良率(ODR)1%未満(60日間)基準超過で出品停止・アカウント停止リスク
出荷前キャンセル率2.5%未満出品制限・アカウント健全性スコアの低下
出荷遅延率(LSR)4%未満(出品者出荷のみ・FBA除外)出品制限・アカウント健全性スコアの低下
追跡可能率(VTR)95%以上(30日間)該当カテゴリの自己配送資格が停止

(出典:Amazonセラーセントラル公式基準・確認日2026-08-14。出荷遅延率4%未満はFBA出荷を含まず出品者出荷のみが対象(複数の事業者解説から)。各指標の最新の正確な数値はセラーセントラルの「アカウント健全性」ダッシュボードで確認してください。)

改善計画書(POA)の必須3要素

  • 根本原因(Root Cause):なぜその問題が起きたのかを、言い訳ではなく事実ベースで特定する。
  • 是正措置(Immediate Actions):問題に対してすでに取った具体的な対応内容。
  • 再発防止策(Preventive Measures):同じ問題を繰り返さないために仕組みとして整えたこと。

感情的な謝罪文や「もう違反しません」という宣言だけでは受理されません。Amazonの審査担当が「この出品者は原因を構造的に理解している」と判断できる論理性が求められます。

POA提出後も却下されるケース:よくある3パターン

POAを提出したが審査が通らない、または繰り返し却下されるケースに共通して見られるパターンです(Amazonは審査基準を非公開のため、以下は対応実例をもとにした考え方として参考にしてください)。

  1. 感情表現で終わっている:「誠に申し訳ありません」「二度と繰り返しません」という謝罪や宣言だけでは受理されません。審査担当は解決策の論理性を見ています。
  2. 根本原因が「うっかり」「知らなかった」にとどまっている:これは状況説明であり原因分析ではありません。「なぜそのルールを把握できていなかったのか」「なぜミスが起きる環境だったのか」まで掘り下げることが求められます。
  3. 是正措置が「以後注意します」になっている:注意の宣言は措置ではありません。チェックリストの導入・担当者の明確化・確認フローの変更など、仕組みとして変えたことを具体的に記述します。

ケース①:自分の意思で解約し、もう一度始めたい場合

自主的に解約した場合でも、いくつか押さえておくべき前提があります。

  • 解約済みアカウントは復元できない:一度解約したアカウントそのものをAmazonが再び開くことはできません。再開したい場合は新規アカウントの登録になります。
  • 過去の実績・評価は引き継げない:レビュー、販売実績、アカウント健全性スコアはリセットされ、一からのスタートになります。
  • 新規登録には前アカウントとは別のメールアドレスが必要:同じメールアドレスでの再登録はできません。

解約前に必ず確認すること

  • 未出荷の注文・進行中の返品対応が残っていないか
  • FBA在庫を返送・処分し、フルフィルメントセンターに在庫を残していないか
  • 請求書・領収書・売上レポートなど、解約後に再発行できなくなる帳票を事前にダウンロードしたか
  • すぐに再開する可能性があるなら、完全削除ではなく小口出品への切り替えで維持する選択肢を検討したか

再登録の前提条件と必要書類

新規アカウントの登録には、次の条件と書類が必要です。

  • 前のアカウントとは異なるメールアドレス(同じメールアドレスでは再登録不可)
  • 有効なクレジットカード情報
  • 本人確認書類(.pdf、.png、.jpeg、.gif形式):改変されていない原本。記載内容はセラーセントラル登録情報と完全一致が必要
  • 銀行口座情報
  • 2段階認証の設定(セラーセントラルへのログインに必須)

本人確認書類は、アラビア語・中国語簡体字・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・トルコ語で記載されたもの、またはそれ以外の場合は公証付き翻訳が必要です。

本人確認書類として使える身分証明書(マイナンバーカードは不可)

本人確認書類として提出できるのは、パスポート・運転免許証・在留カード・特別永住者証明書など政府発行の写真付き身分証明書です。マイナンバーカードは本人確認書類として利用できません。Amazonセラーセントラル公式フォーラムでもAmazon担当者が「マイナンバーカードはAmazon.co.jpでは本人確認書類として認めていない」旨を回答しており、パスポートまたは運転免許証のいずれかを用意する必要があります(出典:Amazonセラーセントラル公式フォーラム・確認日2026-08-03)。運転免許証・パスポートのいずれも持っていない場合は、審査前に取得しておくことを推奨します。

審査結果の通知までの目安は、複数の運用支援事業者の解説で「提出後おおむね3営業日程度」とされていますが、Amazon公式が明示した固定日数ではなく、書類の内容や混雑状況で前後します(民間情報源による目安・確認日2026-08-03)。

審査で止まる典型パターンと対処法

書類審査の段階で止まるケースが多く報告されています。主な原因と対処法を整理します。

  • 書類の住所とセラーセントラル登録情報が不一致:住民票・登記住所・クレジットカード明細のいずれかと完全一致させる。郵便番号の形式(ハイフンあり・なし)も確認
  • 書類の文字が不鮮明:スキャンではなくカメラ撮影で文字が潰れていることがある。再撮影・高解像度で再提出
  • 同一端末・同一IPでの別アカウント申請:Amazonは端末情報を参照するため、以前のアカウントとの紐づきが検出されると審査が止まる
  • 前アカウントの未解決問題:前のアカウントに未回答の苦情・Amazon Pay残高・FBA在庫が残っている場合は先に処理が必要

書類の住所不一致・書類形式のミスは審査の最大のつまずきポイントです。「どの書類を用意すればよいか」「住所の記載が一致しているか」など、提出前に不安な点はフォームからご確認いただけます。

正規に複数アカウントを持ちたい場合

2つ目のアカウントを作りたい場合は、Amazonが認める正当なビジネス上の理由が必要です。認められるケースとして、独立した複数ブランドをそれぞれ別事業として運営している、別々の法人で商品を製造している、といったケースが挙げられます。その場合も次の条件を満たす必要があります。

  • 2つ目用に、既存とは別のメールアドレス・銀行口座・クレジットカードを用意できること
  • すべてのアカウントを良好な状態で運用すること(1つの問題が紐づく全アカウントに波及する)
  • 複数アカウントで同一商品(同一ASIN)を出品しないこと(規約違反)

セラーアカウントの健全性サポート

Amazonはセラーアカウントの健全性を維持するためのサポート体制を整えています。アカウント健全性ダッシュボードを通じて、出品者は自身のアカウントの状態を確認し、問題がある場合はアカウント健全性スペシャリストに相談することができます(出典:sobani.co.jp・確認日2026-07-23)。

大口出品者向けには「アカウント健全性アシュアランス」というサービスがあり、アカウント停止につながる問題が発生した場合でも、72時間以内に連絡を取り、協力して問題解決に取り組む間はアカウントが停止されないという保護が提供されています(出典:chanyama.info・確認日2026-07-23)。このサービスは、アカウント健全性評価スコアを6カ月以上250以上に維持し、有効な緊急連絡先を登録している大口出品者が対象です。

再登録後の次のステップ:商品登録と製品コードの確認

アカウントの再登録が完了したら、次は商品登録の準備を進めます。再登録後に多くのセラーがつまずくポイントとして、製品コード(GTIN・UPC・JAN)の扱いや商品登録の手続きがあります。

なお、再登録の審査要件や必要書類は全国一律で、北海道・札幌など地方拠点の出品者だからといって特別な条件が課されるわけではありません。一方で、再登録後にアカウントを軌道に乗せる段階では、地方拠点ならではの留意点(FBA納品のリードタイム、広告予算配分など)が影響することがあります。再登録後の運用最適化については、札幌でAmazon CVRを上げる画像改善テクニックSP広告ROAS改善の正解もあわせてご確認ください。

2026年のAI検索・AIショッピングエージェント時代のアカウント再登録

ChatGPT ShoppingやAmazon Rufusのようなエージェントが出店者情報や取引の信頼性を参照する場面が今後増える可能性がありますが、普及度・実際の参照範囲は未確認のため推測にとどめます。仮にそうした流れが進むとしても、アカウント再登録で重要なのは「何を根拠に何を判断するか」という審査の考え方であり、この点は本記事のように具体的な手順・条件を事実ベースで整理した情報の価値を変えません。

情報源の一次性を保つことがAI引用の土台になる

本記事のFAQや出典欄で、Amazon公式ヘルプ・セラーセントラル公式フォーラムへのリンクと確認日を明示しているのは、AI検索エンジンが根拠の薄い要約より一次情報に基づく検証可能な記述を情報源として優先する傾向があるとされているためです(推測・確証なし)。再登録を検討する際は、本記事のような整理情報を出発点にしつつ、最終判断はセラーセントラルの公式通知・ヘルプで必ず確認することを推奨します。

よくある質問

Q. アカウントが停止されました。新しく作り直せば再開できますか?

A. おすすめしません。停止中の回避目的で別アカウントを作る行為はポリシー違反で、関連性を検知されると新旧どちらも停止されます。まずは改善計画書(POA)で元のアカウントの復活を目指してください。

Q. 解約したアカウントを元に戻せますか?

A. 解約済みアカウントそのものの復元はできません。再開する場合は新規アカウントの登録となり、過去の販売実績や評価は引き継げません。

Q. 改善計画書(POA)は何を書けば受理されますか?

A. 根本原因・是正措置・再発防止策の3点を、事実ベースかつ論理的に記載します。謝罪や宣言だけでは受理されにくく、原因を構造的に理解していることを示す内容が求められます。

Q. 再登録はいつから可能ですか?

A. 自主解約の場合、残高の支払いサイクルが完了してから(解約後90日が目安)新規アカウントの登録が可能になります(目安であり、Amazon公式の明示的な数字はなく、ケースによって異なります)。前のアカウントとは異なるメールアドレス・クレジットカードが必要です。詳細はセラーセントラルのテクニカルサポートで確認してください。(参考:Amazonセラーセントラルヘルプ・確認日2026-07-25)

Q. 本人確認書類にマイナンバーカードは使えますか?

A. 使えません。Amazonセラーセントラルの本人確認書類として認められているのはパスポート・運転免許証・在留カード・特別永住者証明書などで、マイナンバーカードは対象外です。いずれも持っていない場合は審査前に取得しておく必要があります。

Q. 前のアカウントと同じメールアドレスは使えますか?

A. 使えません。前のアカウントとは別のメールアドレスを用意する必要があります。

Q. POAを提出しても何度も却下されます。どうすれば受理されますか?

A. 却下が続く場合、根本原因の記述が「うっかり」「知識不足」にとどまっているか、是正措置が「注意します」という宣言になっているケースが多く見られます。Amazonが求めているのは「原因を構造的に特定し、再発しない仕組みを作った」ことの証明です。①根本原因(なぜその問題が起きる環境だったか)②是正措置(すでに行った具体的な変更)③再発防止策(仕組みとして整えたこと)の3点を、それぞれ別の段落で論理的に記述し直してください。

Q. 通常のAmazonアカウント(購入者)を削除すると、セラーアカウントはどうなりますか?

A. Amazonの購入者サービス(プライム・Kindle等)とセラーアカウントは同一のAmazonアカウントで紐付いています。通常のAmazonアカウントを削除する前に、セラーアカウントの解約手続き(在庫の処理・未処理の注文への対応・残高の受取)を完了させてから削除申請することを強く推奨します。解約手続きを経ずに削除すると、在庫・帳票・残高の管理が困難になります。(Amazon公式ヘルプ参照・確認日2026-07-25)

Q. アカウントが「停止」されたのか「閉鎖」されたのかわかりません。どう確認しますか?

A. セラーセントラルにログインし、「パフォーマンス」→「アカウント健全性」を確認してください。Amazonから届いた通知メールの本文にも状態が記載されています。「アカウントが停止されました」という通知は、改善計画書(POA)による復活申請の余地がある停止状態です。「アカウントが閉鎖されました」「ご利用いただけなくなりました」等の通知は、より深刻な閉鎖状態に相当することが多く、POAではなく別の手続き(異議申し立てなど)が必要になるケースがあります。まずAmazonからの通知メールを正確に確認し、記載された「次に行うべきこと」を起点に対応を始めてください。(Amazonセラーセントラル「アカウント健全性」参照・確認日2026-08-04)

「自分のケースは作り直しと復活のどちらが正解かわからない」という方や、審査書類の準備に不安がある方は、お気軽にご相談ください。

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監修:株式会社Entech 編集部(AI×物販・EC運用支援)

Q. ChatGPTなどのAIに再登録の手順を聞いても大丈夫ですか?

A. 参考情報としては有用ですが、AIの回答だけで判断するのは避けてください。AI検索・チャットの要約は生成時点の情報が古い場合や、個別事情を反映していない場合があります。本記事や出典欄で示した一次情報(Amazonセラーセントラルの公式ヘルプ・通知)で必ず最終確認してから手続きを進めることを推奨します。

「自分のケースは作り直しと復活のどちらが正解かわからない」という方や、審査書類の準備に不安がある方は、お気軽にご相談ください。

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監修:株式会社Entech 編集部(AI×物販・EC運用支援)

出典

  • Amazonセラーセントラル「複数アカウントに関するポリシー」関連フォーラム(公式フォーラム・確認日2026-07-23
  • アカウント健全性アシュアランス(停止前72時間猶予):chanyama.info・確認日2026-07-23(一次情報はセラーセントラル「アカウント健全性」ダッシュボードで要確認)
  • 改善計画書(POA)の構成・復活手順:複数の運用支援事業者による解説(一次情報はセラーセントラルの通知メールおよびアカウント健全性ダッシュボードで要確認)

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